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モータースポーツ

SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT #60号車

SGT Round 8 FUJI 300km
 
ドライバー
吉本 大樹 選手
河野 駿佑 選手
 

 
シリーズ序盤はシリーズチャンピオン争いをしていたものの、最終戦を前にして惜しくもチャンピオンの可能性は潰えてしまった。
 それでも最終戦の舞台となる富士スピードウェイはGR Supra GTの初優勝を飾ったサーキットであり、マシンとの相性もよいサーキット。チームとタイヤメーカー、ドライバーを含めたすべての関係者が自信を持って最終戦に挑んだ。
 SUPER GT第8戦のスケジュールは、11月27日(土)に公式練習と予選、28日(日)に300kmの決勝レースが予定されている。まず走り始めとなった公式練習は、27日の9時から10時45分までの予定で実施された。SYNTIUM LMcorsa GR Supra GTには吉本大樹選手が乗り込みマシンバランスを確認すると、続けて持ち込んだタイヤのチェックを行なった。路面温度が10℃ほどと非常に冷え込んだ中での走行となったが、マシンのバランスは良く想定していたメニューを順調に消化していった。公式練習の開始から50分が経過した9時50分には河野駿佑選手がSYNTIUM LMcorsa GR Supra GTに乗り込んで、決勝レースを見据えたテストを実施。2種類の異なるタイヤでロングランテストを行ない、マシンバランスとともに持ち込まれたタイヤの特性もみえ、想定通りに公式練習を終えた。結果は吉本選手がマークした1分35秒645がベストタイムで、GT300クラスの28台中4番手となった。
 
予選:3位
公式練習後の10時55分から20分間にわたってFCY(フルコースイエロー)のトレーニングがあり、ここでは河野選手が11周を走行して予選前の走行テストを終えた。予選Q1は14時30分からスタートし、GT300クラスの予選Q1は28台のマシンが2組にわけられて競われた。LMcorsaはB組で出走することになり河野選手がSYNTIUM LMcorsa GR Supra GTのステアリングを握る。路面温度が10℃強ということで全車が入念にウォームアップを行なう。河野選手も徐々にタイムを上げていき、計測5周目に1分35秒743をマークすると翌周には1分35秒068までタイムアップする。結果としてB組の2番手となり、予選Q1を突破した。
 GT500クラスの予選Q1を挟みGT300クラスの予選Q2は15時23分から10分間で競われた。SYNTIUM LMcorsa GR Supra GTには吉本選手が乗り込む。吉本選手もコースインから4周をウォームアップに充てて、5周目にアタックを開始する。全セクターで自己ベストタイムを上回ると1分34秒799をマークし、タイム計時モニターの2番目にSYNTIUM LMcorsa GR Supra GTの名前が刻まれる。最終的には1台にタイムを更新されたが3位となり、決勝レースは3番手から富士スピードウェイ戦の2連勝を狙う。
 

 
決勝:優勝
28日は9時過ぎからピットビューイングやドライバーアピアランスなどが実施され、決勝レース前の最終確認となる
ウォームアップ走行は11時40分から20分間にわたって行なわれた。まずは河野選手がSYNTIUM LMcorsa GR Supra GTに乗り込み7周すると吉本選手にドライバーチェンジして計11周を走行した。
 決勝レースは予定通りの13時にフォーメーションラップがスタートする。スタートドライバーを務めた河野選手は、序盤で加速力に優れるGT3勢を抑えられるかがカギと言っていたが、要所を抑えて3番手のまま1周目のコントロールラインを通過する。
すると2周目の最終コーナーで先行する52号車のGR Supra GTをパスして2番手に浮上。8周目になるとGT300クラスのマシンがコースサイドで止ったためにセーフティカーが導入される。11周目にリスタートすると河野選手は自己ベストタイムを更新しながら、先行する61号車のSUBARU BRZとの差を周回ごとに詰めていく。
18周をすぎると規定されているドライバー交代のために数台のマシンがピットロードにマシンを進める。
20周目にはSYNTIUM LMcorsa GR Supra GTとトップの差がさらにつまりテールトゥノーズとなる。そして23周目の最終コーナーで河野選手はBRZに並び掛けると、ストレートで抜いてトップに立つ。BRZをパスした河野選手はペースを落とすことなく後続を引き離し、28周目に2番手と10秒のギャップを築きピットに戻った。
 4本のタイヤ交換と給油を行なったSYNTIUM LMcorsa GR Supra GTには吉本選手が乗り込み、残り30周ほどの後半ステ
ィントへ向かった。ピット作業でのロスはなかったもののピットロードで周回遅れのマシンと交錯し、ややタイムを失ってしまう。その影響もあって、すでにピット作業を終えて走行していた52号車に先行を許してしまう。吉本選手は33周目に自己ベストタイムの1分36秒654をマークすると、周回ごとに52号車とのギャップを縮めていく。ピットアウトした時点では5秒以上あったギャップが40周目には3.2秒まで詰まっていて、実質的なトップ争いはSYNTIUM LMcorsa GR Supra GTと52号車の2台に絞られた。
44周目には規定のドライバー交代を行なうために全車がピットインし、52号車との差は2.9秒で2番手を走行する。続く45周目にはコース上に落下していたパーツを回収するためにFCY(フルコースイエロー)が提示され、全車が80km/hで走行することとなる。すぐにパーツは撤去されレースは再開するが、リスタート後にトップとの差がやや開いてしまう。
50周目にはトップの差が5秒となる、翌周の最終コーナーで52号車にトラブルが発生し後退する。難なくトップに立った吉本選手は2番手との差が10秒以上あったが、最後までラップタイムを落とすことなく61周目にトップでゴール。
2戦目の富士スピードウェイ以来のGR Supra GTでの2勝目を飾った。
最終戦でシーズン2勝目を獲得したLMcrosaはシリーズランキングでも3位となり有終の美を飾ることとなった。