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モータースポーツ

「SYNTIUM LMcorsa RCF GT3」#60号車 SGT Round 8 FUJI 300km

SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 #60号車
SGT Round 8 FUJI 300km
 
ドライバー
吉本 大樹 選手
河野 駿佑 選手
 
 年新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために、開催サーキットや大幅なスケジュール変更などで異例のシーズンを送ることとなった「2020 AUTOBACS SUPER GT」。当初の予定から3 ヶ月遅れの7 月に開幕したシーズンは4 ヶ月が経過し、早くも最終戦を迎えることとなった。従来のスケジュールだと4 月から11 月までの7 ヶ月間で8 戦が実施されるのだが、今季は4 ヶ月で8 戦と実に毎月2 戦のペースで大会が開催されてきた。
 LEXUS RC F GT3 で6 シーズン目を迎えたLMcorsa は、年を追うごとに戦績が向上。昨シーズンは同マシンで念願の初優勝を獲得したことで、今季も活躍が期待された。だが、今シーズンから装着するタイヤを替えたことにより思わぬ苦戦を強いられることとなった。前戦のツインリンクもてぎラウンドでは予選で下位に沈んだこともあり、決勝レースはマーキングタイヤ以外を履くためにピットスタートを選択。この戦略がはまり16 ポジションアップの12 位で決勝レースを終えた。
それでもポイント圏内には一歩届かず、最終戦ではトップ10 内に入ることを目標に富士スピードウェイへ向かった。
 
予選:19位
公式練習の終了から2 時間半が経った13 時15 分からGT300 クラスの予選Q1 が行なわれた。
今回の予選もGT300 クラスの30 台が2 組に別けられて競うこととなり、LMcorsa はB 組に振り分けられる。
公式練習のスタート時点よりは暖かくなったが、それでも気温は13℃、路面温度は17℃と当然だが今季でもっとも冷えた状況での予選となった。SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 に乗り込んだのは吉本選手で、コースオープンとともにウォームアップ走行を始める。インラップから4 周に亘ってタイヤやブレーキに熱を入れると、計測5 周目からアタックをスタート。フロントタイヤの温まりが遅かったというが、それでも全セクターでベストタイムを更新して公式練習のタイムを上回る1 分37 秒467 を記録する。翌周もアタックを続けて1 分36秒998 までタイムアップ。しかし、予選Q2 に進出できる8 番手まで0.076 秒差で10 番手となり、惜しくも予選Q1 突破は逃した。
 

 
決勝:9位
 ウォームアップ走行が終わるとすぐにスタート進行が始まり、300km の決勝レースは13 時に幕を明けた。第5 戦以来のスタートドライバーを務めた河野選手は、オープニングラップで追突などの混乱に巻き込まれるが、ポジションを守って19 番手で1 周目のコントロールラインを通過する。3 周目には先行していた2 台が絡むクラッシュが発生したために17 番手に浮上。5 周を過ぎるとレースは落ち着きをみせて、河野選手は1 分39 秒台の安定したラップタイムで走行する。
10 周を過ぎるとタイヤの摩耗によって徐々に上位陣のラップタイムが落ち込む。河野選手は11 周目に15 番手になると、12 周目に1 台、13 周目に1 台、17 周目に2 台をパスして立て続けに順位を上げていく。レース距離の1/3 を超える19周目になると規定されたドライバー交代のために数台のマシンがピットロードに進む。上位陣がピットインするなかで、安定したラップタイムを刻むSYNTIUM LMcorsa RC F GT3 は、ピットタイ
ミングを伸ばす選択を行なった。
 河野選手はタイヤをマネージメントしながら序盤と同様の1 分39 秒台のラップタイムで走行を続ける。多くのマシンがピットインしていく中で、20 周目にはトップ10 内に入り、25 周目には5 番手、30 周目には4 番手まで順位を上げる。最終的に河野選手は、35 周目に3 番手でピットに戻る。チームは河野選手のコメントから左側2 本のみのタイヤ交換を決断。2 本のタイヤ交換とともに給油を行ない、吉本選手にドライバーチェンジする。SYNTIUM LMcorsa RC F GT3がコースに復帰したときには11 番手で、まだ先行する2 台のマシンがピット作業を終えていない状況だった。吉本選手は右側がユーズド、左側がニュータイヤというコンディションの異なる難しい状況で走行をスタートするが、すぐに1 分39 秒台のラップタイムで走行する。39 周目にはGT300 の全車がピットに入ると9 番手となり、吉本選手はポイント圏内でのフィニッシュを目指した。
 終盤を迎えるとややラップタイムが落ち込み始め、10 番手のマシンに迫られてしまう。最大で約10 秒以上あった10 番手とのギャップは、55 周目に6.1 秒、57 周目に4.4 秒と1 周で1 秒ほど詰められる。それでも吉本選手はポジションを守るべくギャップをコントロールして、60 周目に9位でチェッカーを受けた。
 苦しいシーズンだったが、チーム一丸となり最終戦で9 位に入りポイントを獲得。
苦戦が続いたシーズンだったがミスなく全戦で完走を果たし、チーム力は見せることができた。