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モータースポーツ

「SYNTIUM LMcorsa RCF GT3」#60号車 SGT Round 6 SUZUKA 300km

SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 #60号車
SGT Round 6 SUZUKA 300km
 

ドライバー
吉本 大樹 選手
河野 駿佑 選手
 

 全8 戦で競われている「2020 AUTOBACS SUPER GT」は、開幕戦から第4 戦まで無観客で実施されてきたが、10 月3 日-4 日に富士スピードウェイで行なわれた第5 戦から観客を動員しての戦いが可能となった。
開幕戦から苦戦を強いられているLMcorsa は、第5 戦も24 番グリッドからスタートし、ミスなく走ったものの22 位でフィニッシュ。開幕から5 戦連続でポイントを獲れない厳しいシーズンを過ごしている。だが、今回の舞台となる鈴鹿サーキットは、SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 と相性が良く、上位入賞を何回も果たしてきた。また、今シーズンから新たに採用しているミシュランタイヤは、路面温度が高い状態よりも低くなってきた方が性能を発揮するとみていて、残り3戦でどのように巻き返せるかを考え、鈴鹿サーキット戦へ挑むことになった
 

予選:13位
早朝からの好天のままで行なわれた予選Q1 は、予定通りの14 時からスタート。今戦もGT300 クラスの30 台は2 組に分けて競われ、LMcorsa はB 組に振り分けられた。SYNTIUM LMcorsaRC F GT3 には吉本選手が乗り込み、B 組の予選Q1 が実施される。15 台の中で予選Q2 に進出できるのは8 台で、トップ8 のタイムを残さなければならない。コースオープンとともに走り出した吉本選手だったが、ウォームアップ中に赤旗が提示されてセッションが中断する。再開後は2周に亘ってタイヤやブレーキなどに熱を入れて、3 周目にアタックを開始。セクター1、2 ともに好タイムをマークし期待が高まる。コース後半でも安定した走りをみせると1 分57 秒482 を記録し、4 番手で予選Q1 を突破した。公式練習後のセットアップ変更や路面状況がタイヤとマッチしたことによって、2 秒以上のタイムアップを果たした。
 GT500 クラスの予選Q1 を挟んで、予選Q2 がスタートする。SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 には河野選手が乗り込む。河野選手が予選Q2 を戦うのは開幕戦以来となる。吉本選手と同じく3 周に亘ってウォームアップを行なうと、4 周目にアタックを開始。セクター1 と2 は吉本選手にやや遅れをとったが、セクター3 と4 は上手くまとめ1 分
57 秒472 をマーク。ライバル勢がタイムを伸ばしたために13 位となったが、それでも開幕戦以来の予選Q2 の走行で、今季ベストグリッドを獲得した。開幕戦以来の不振が続くチームだったが、ようやく明るい兆しが見えた。
 


 

決勝:14位
 決勝レースは予定通りの13 時にフォーメーションラップが開始される。セーフティカーが先導しGT500 とGT300 の計44 台が1 周すると、いよいよ300km の決勝レー
スが幕を開けた。吉本選手がステアリングを握ったSYNTIUM LMcorsa RC F GT3 は、1 周目に3 台をパスして10 番手までポジションを上げる。3 周目にはラップタイムを2 分1 秒台に入れると、先行していたマシンがトラブルによって後退したために4 周目に9 番手に浮上する。6周目には自己ベストタイムとなる2 分1 秒323 をマークし、さらなるポジションアップを図った。
10 周目まではラップタイムもライバル勢と同等で、トップからのタイム差は開いたが、8 番手との差は1.5 秒ほどだった。だが、10 周を超えるとタイヤのグリップが落ち始め、ラップタイムが悪化してしまう。それでもポジションを守っていたが13 周目に後続に接触されたことが切っ掛けで3台にパスされる。そしてチームはレースの1 / 3が消化した16 周目に吉本選手をピットに戻す判断をした。13 周目のバトルなどでマシンにはグラ
ベルが付着していて、ピットイン時にブレーキから煙が出てしまった。それでもメカニックは冷静に対処し4 本のタイヤ交換と給油を行ない、ドライバーを河野選手にチェンジ。
後半のロングスティントを担当することになった河野選手は、26 番手でコースに復帰する。20周目にはGT300 のマシンがコースオフしたことによってセーフティカーが導入され、早めにピットインを行なったLMcorsa は、まだ規定のピットインを終えていないマシンに対してアドバンテージを得ることとなった。レースは25 周目に再開すると、ピット作業を行なっていないマシンがピットに戻る。30 周目には全車がピット作業を終えると、SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 は9 番手となっていた。 30 周目以降は、前を走る8 番手から12 番手までの5 台のマシンが連なり激しいポジション争いが繰り広げられる。河野選手はペースに勝っていた後続のマシンを的確に押さえながら9 番手を
死守するが、中盤を過ぎると前半のスティントと同様にタイヤのグリップが落ちていく。40 周目には10 番手となり、翌周にも1 台にパスされてポイント圏外へポジションを下げてしまう。グリップが失われたマシンをコントロールしながら11番手を守っていた河野選手だったが、ファイナルラップの49 周目に3 台にパスされて14 位で決勝レースを終えることとなった。公式練習から大幅にセットアップを変えたことが奏功し、予選では今季ベストグリッドを獲得したLMcorsa。決勝レースは序盤から中盤に掛けてポイント圏内を走行していたが、最終的には悔しい結果となった。