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モータースポーツ

「SYNTIUM LMcorsa RCF GT3」#60号車 SGT Round 4 THAILAND

SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 #60号車
SGT Round 4THAILAND
 
ドライバー
吉本 大樹 選手
宮田 莉朋 選手
 

 
予選:16位
公式練習が11時45分に終了し1時間半のインターバルを経て、13時15分からピットウォークが開始される。このころまでは晴れ渡っていた空だが、次第に雨雲がチャン.インターナショナル・サーキットに押し寄せ、14時を過ぎるとスコールがサーキットを襲った。コースは一瞬にして濡れて、コースの一部は冠水するほどの状況となる。スコールは30分ほどで止んだが、コースはウエットコンディションとなり、GT300クラスの予選Q1は予定されていた15時から15分ディレイとなり15時15分から30分までの15分間で競われた。
全車がレインタイヤで走行することとなった予選Q1は、吉本選手が担当。SYNTIUM LMcorsa RC F GT3は、持ち込んでいるレインタイヤの中で柔らかめのタイプを選択する。インラップでタイヤに熱を入れると2周目からタイムアタックを開始。計測3周目に1分44秒477をマークする。この時点では予選Q1を突破する順位にいたが、コースコンディションが改善するとともに各車がタイムアップする。吉本選手はピットインを行ない、タイヤを交換し再びコースイン。
計測6周目に1分43秒934を記録するが、予選Q1を突破するためにはコンマ4秒足らず、惜しくも18番手で予選を終えることとなった。
しかし、予選Q2に進出したマシンが予選後の車検で不通過となりタイムが抹消された。そのため、SYNTIUM LMcorsa RC F GT3は16番手から決勝レースを戦うことになった。
 
決勝:3位
決勝レースは予定通りの15時にローリングスタートによって幕を開けた。16番手から上位を狙うことになったSYNTIUM LMcorsa RC F GT3は、スタートドライバーとなった吉本選手が猛追をみせる。1周目に早くも3台をパスすると2周目に1台、3周目に1台とみるみるうちに順位を上げていき、10周目には11台を抜き5番手まで浮上していた。トップとの差も10秒以内で、11台をパッシングしながらも安定したラップタイムを刻むという離れ業をみせる。12周目にはさらに1台をパスして4番手にあがり、14周目にはこの時点で全体のベストラップとなる1分33秒971をマークして、さらに上位との差を詰めていく。そして、22周目にトップ10内のマシンでは2番目に早いタイミングでピットイン。
吉本選手はスタートから猛追したもののタイヤを労った走りをしたために、チームは負荷の高い左側2本のみの交換でピット時間を短縮する戦略を採った。確実なピットワークによってタイムを削り後半のスティントを宮田選手に託した。コースに復帰したSYNTIUM LMcorsa RC F GT3は、まだほとんどのマシンがピット作業を終えていないため13番手となったが、実質はトップ3を争う状態まで順位を上げていた。残り40周近い長いスティントとなったが宮田選手は序盤から1分34秒安定したラップタイムを刻み、さらにタイヤマネージメントも行なう。徐々に先行車がピットインを終えるとともに順位は上がっていき、30周目には11番手、40周目には6番手、全車がピット作業を終えた44周目には3番手を走行。ここから表彰台を賭けた熾烈なバトルが繰り広げられる。SYNTIUM LMcorsa RC F GT3のすぐ後ろには1秒以内の差で65号車のAMGGT3、さらに1秒以内の差で31号車のプリウスが迫ってくる。
31号車は54周目に65号車をパスするとその勢いで55周目にはSYNTIUM LMcorsa RC F GT3に襲いかかる。必死に押さえ込む宮田選手だったが、31号車のペースが優れていてパッシングを許してしまう。55周目に4番手となり表彰台圏外へと落ちてしまったが、58周目に2番手を走行していた55号車のBMW M6 GT3にトラブルが発生したために3番手へ返り咲き、61周目に見事に3位でチェッカーを受けた。
ウエットコンディションで不運な予選となったが、決勝レースでは18番手スタートから13台をパスする大躍進でLMcorsaに4年ぶりの表彰台をもたらすとともにSYNTIUM LMcorsa RC F GT3としては初のポディウムフィニッシュとなった。