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モータースポーツ

「KEIHIN NSX-GT」#17号車 ③AP

ドライバー 塚越 広大選手 
      小暮 卓史選手

  
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午前中に行われた公式練習では、予選に向け着々とセットアップを進め最終的には1’34.544で2番手タイムとなり、午後の予選に向け集中を高めていった。
今回Q1は小暮選手が担当した。残り7分を切ったあたりから続々と他マシンがコースインする中、KEIHIN NSX-GTは残り6分を切ったタイミングで一番最後にコースインした。小暮選手は入念にタイヤを温め他マシンとの間合いを図りながらアタックに入った。セクター1でセクターベストを更新し期待が膨らんだ時、まさかの100Rでクラッシュを喫してしまう。幸い小暮選手の身体は無事だったが、マシンはダメージを受けてしまいその後アタックを行うことはできずQ1敗退予選15位となった。
翌日の決勝レースに間に合わせる為に、メカニックは夜通しの修復作業に当たり、マシンは無事に決勝日を迎えることができた。

  
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( 決勝 ) 2位
前日のクラッシュによってダメージを受けたマシンはメカニックの懸命な修復作業によって元の形を取り戻し、20分間のウォームアップ走行に臨むことができた。
ところが、決勝レースに向けてのマシンチェックを行ったところ、前日のクラッシュによりタイヤにダメージがあり、通常ではグリッドに着くためグリッドへの試走となるが、KEIHIN NSX-GTはピットスタートとなり、ドライバー、マシン、スタッフ共にピットで待機となった。
スタートドライバーは小暮選手。
レーススタートと同時にKEIHIN NSX-GTはタイヤ4本を交換し、ピットロード出口に着く。300クラスがスタートしピットロード出口がグリーンになったと同時にコースインし65周のレースがスタートした。
全マシンの中での最後尾スタート。レースを考えると容易なものではない。そんな中、転機は5周目に起こった。他車のアクシデントで6周目にセーフティカーが導入されることとなった。このセーフティカー走行によりKEIHIN NSX-GTは500クラス最後尾の隊列に戻ることができた。14周目にリスタートが切られた。
微妙に状況に合わないタイヤを上手く駆使し、小暮選手は少しでも前のポジションで塚越選手に繋ごうと必死に周回を重ねた。
ミニマム周回数となる23周目にピットインし、タイヤ交換、ドライバー交代、給油をし、結果的にGT500クラスの中では最速となる54.399秒のピット作業でマシンをコースに戻した。
コース復帰時はポジションを一つ上げた13位となり、塚越選手はアウトラップから猛プッシュしていき、32周目に10位を走行していた。
塚越選手の勢いは止まらず、33周目には8位争いをしている#16と#37のバトルを背後から狙っていく。34周目1コーナー手前で3ワイドとなり、1コーナーイン側から一気に2台をパスし8位に浮上した。
36周目には#6、41周目には#23がピット作業を終えコースインしてくるのを横目にストレートを抜け5位となる。
45周目には、再び1コーナーで#46を捕らえ4位に浮上する。
そこから#100との接近戦が数周に渡り繰り広げられる。
ミニマムでピットインしているKEIHIN NSX-GTのタイヤはかなり厳しい。しかし塚越選手は上手くタイヤをマネージメントしながら走行を続けていく。
ペースが上がらない#100を狙っている間に背後から#6が迫ってきて、バトルを繰り返す、
塚越選手は焦ることなくフェアにマシンを操っていくも50周目の#6に左リアを接触されてしまうがポジションを守り切る。その頃、前方で1台がコースアウトした為この時点でKEIHIN NSX-GTは3位まで浮上した。
再び53周目1コーナーで#100とサイドバイサイドとなり、どちらも譲れないまま2コーナーも超え、3コーナーでついに#100をパスすることができた。
夢をみているかのようにあれよあれよとKEIHIN NSX-GTは2位となり、残り周回数は12周。タイヤも燃料も非常に辛い状況の中で塚越は黙々と走り続け、見事2位でチェッカーフラッグを受けることができた。
  
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